明石緑化コラム

お手入れ

【初心者向け】観葉植物の室内での育て方!水やり頻度や置く場所は?

観葉植物を枯らさない水やりのポイント 植え替える.com

観葉植物を室内のインテリアとして飾りたいものの、

「観葉植物の育て方がわからない!」
「虫がわいたらどうしよう……」
「日当たりが悪いけど、室内で育てられるかな?」

と不安な方に向けて、今回は観葉植物の室内での育て方やポイントについてご紹介します。

適切な室内環境や水やりの頻度、肥料・植え替えのタイミングなど、観葉植物を室内で育てるために必要な知識に幅広く触れていますので、育て方の基礎が知りたいという方はぜひ参考にご覧ください。

観葉植物の育て方は室内と屋外で異なる

観葉植物は、同じ品種でも室内と屋外では育て方が異なります。

そこで、

  1. 観葉植物が育ちやすい室内の環境
  2. 室内で観葉植物を枯らさない水やりの方法
  3. 観葉植物の室内栽培に適した肥料と与え方
  4. 観葉植物の植え替え方法

の4つのポイントに分けて、室内での育て方を詳しくご紹介していきます。

室内での育て方①:観葉植物が育ちやすい室内の環境

育て方のポイント1つ目が、室内の環境です。

ここでは、初心者が難しいと感じる「日当たり・風通し・室内温度」の3項目について、見ていきましょう。

日当たり

「観葉植物は日光を浴びて光合成をしなければ育たない」というイメージを持っている方は多いかと思いますが、水耕栽培にLEDライトを使うこともあるくらいですので、室内照明でも条件が整えばしっかり育ってくれます。

観葉植物が光合成をする時間帯は、朝の7時から9時が最もピークとなっており、この時間帯に窓から光が差し込む場所に置きます。ただし、直射日光は葉焼けの原因になりますので、光をよく通すレースカーテン越しに光を浴びさせてあげましょう。

何らかの事情で光が入りにくい場所に置きたい場合は、室内照明をつけるなどして対応します。

観葉植物が最も育ちやすい照明は、光量が大きく、発生熱量が少ないLEDライトです。蛍光灯やハロゲンライトでも育てられますが、蛍光灯だと光量がやや頼りなく、ハロゲンライトだと熱くなってしまうためです。1日中誰もいない部屋に照明をつけるのに抵抗がある方や、日によって採光に差がある方は、観葉植物専用の育成ライトも活用してみるのも良いでしょう。

風通し

観葉植物がすくすくと育つためには、風通しの管理も重要な要素です。

観葉植物は気孔・皮目・気根から酸素と二酸化炭素の交換、いわゆる呼吸を行っているのですが、これらの組織に湿気が溜まった状態が続くと、土から養分や水分が吸い上げられなくなり、根腐れを起こしたり、枯れてしまったりする原因になります。

  • 気孔:葉に空いている小さな穴
  • 皮目:樹木の割れ目に見える部分
  • 気根:地上に出ている根

そのため、室内の風通しを良くして観葉植物から不要になった水分を蒸発させ、エネルギーを循環させる必要があるのです。

なお、室内の換気が難しい場合は、空気を循環してくれるサーキュレーターを活用すると良いでしょう。

室内温度

パキラやモンステラ、ガジュマル、サンセベリア(サンスベリア)、フィカス・ウンベラータといった人気が高い観葉植物は、もともと温暖な気候に自生する植物ですので、冬の寒さが苦手です。

そのため、室内でこれらの観葉植物を育てる際は10℃を下回らないように管理する必要があります。冬場の気温が10℃を下回る地域にお住まいの方は、お出かけの際も暖房をかけておくなどの工夫が必要でしょう。

ただし、観葉植物に直接エアコンの風が当たってしまうと、乾燥のしすぎで枯れてしまうため、注意してください。

とは言え、在宅していない時に暖房を掛けっぱなしにするのは電気代が気になるところ。そういった方は、温暖な気候に自生する植物ではなく、日光さえあれば季節を問わず緑の葉をつける常緑樹を選ぶことをおすすめします。常緑樹は耐寒性が強く、氷点下でも強く丈夫に育つため、庭木としても人気があります。

【常緑樹の品種】

  • オリーブの木
  • ユーカリグニー
  • シマトネリコ など

なお、室内で育てやすい観葉植物は「室内で育てやすい観葉植物を環境別に紹介!選ぶポイントも!」でご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

室内での育て方②:観葉植物を枯らさない水やりの方法

観葉植物を枯らさない水やりの方法

育て方のポイント2つ目が、水やりのタイミング・頻度・量・与え方です。基本を押さえて水やりをすれば、室内でも枯れたり腐ったりすることなく元気に育ってくれます。

それでは、見ていきましょう。

水やりのタイミングと頻度

水やりのタイミングは、土が乾燥してからです。観葉植物の生長には、水分を含んでいる状態と乾燥している状態を繰り返すことが大切で、必要以上に水分を与えてしまうと、根が吸い上げられず、根腐れを起こしてしまいます。

乾燥の見分け方ですが、水分を含んでいる土は黒っぽく、反対に水分量が減ると白っぽくなっていきますので、目安として覚えておきましょう。また、葉に張りがなくなったり、しなっている様子が見られた時も乾燥の合図です。

頻度としては、水分が気温で蒸発しやすい夏場で1日1〜2回、冬場で3〜4日に1回程度が目安となりますが、幹が太い・葉が大きく分厚い観葉植物は水分を保つ能力が高いため、やり過ぎに注意してください。

反対に、アイビー(ヘデラ)やワイヤープランツのような、根や枝が細く、葉が小さい観葉植物は、水分を蓄える能力が低いため、季節に関係なく1日1〜2回水やりが必要になります。

水やりの量と与え方

適量の判断がつきにくい水やりの量ですが、基本は鉢底に染み出る程度にたっぷりと与えましょう。また、鉢皿に溜まった水をそのままにしておくと、チョウバエなどの害虫が発生したり、土にカビが生えることがありますので、都度捨てるのがベストです。

とは言え、毎日鉢底からこぼれる水気や土を気にしながら鉢を動かすのは、精神的にも肉体的にも負担が大きいもの。小ぶりな観葉植物であれば庭やベランダに出して水やりをするのも良いですし、最近では排水機能のある鉢皿や鉢カバーも販売されていますので、活用してみると良いでしょう。

次に与え方についてですが、一カ所に水が集中しないように土全体に満遍なくかけることがポイントです。葉がしおれている、乾燥している時は、霧吹きスプレーを使って葉に直接水やりをする「葉水」がおすすめです。葉水は、ハダニなどの葉の裏側につきがちな害虫の予防と駆除にも効果が期待できます。

室内での育て方③:観葉植物の室内栽培に適した肥料と与え方

育て方のポイント3つ目が、肥料についてです。

肥料は観葉植物が健康に育つためになくてはならない存在ですが、「光と水さえあれば育つだろう」と考える人も少なくありません。

しかし、観葉植物を室内で育てていると、葉が落ちてしまう・育たない・元気がないなどのトラブルはつきものです。

そこで、室内に適した肥料と与え方、与える頻度について見ていきましょう。

室内に適した肥料と与え方

ホームセンターや園芸用品店に行けば観葉植物用の肥料が販売されていますが、すぐにでも植物に栄養を与えなければならない場合は、速効性がある液体肥料がおすすめです。特に初心者の方は、薄めずに使えるストレートタイプが良いでしょう。

液体肥料には、土に容器ごと差し込むアンプルタイプや、水やり時に希釈してかけるタイプ、葉に直接栄養を届けるスプレータイプのものがありますので、目的に応じて選んでください。

また、日頃の健康維持には、ゆっくりと土に溶けていく固形肥料がおすすめです。室内の観葉植物向けに、土に馴染む肥料や、オシャレなパッケージデザインが採用された肥料などが販売されていますので、インテリアの一つとして楽しむこともできます。

肥料を与える頻度

観葉植物に肥料を与える頻度は、生長が活発になる5月〜10月頃で1週間〜2ヶ月に1回程度が目安ですが、肥料の特性によって大幅な開きがでますので、パッケージの表示通りに与えるようにしてください。

活動をお休みする冬場は、肥料を与えても吸収しきれないため追肥する必要はありませんが、九州や沖縄など冬場でも5〜10℃を下回ることがない地域や、常に暖房が効いている室内で育てている場合は、生長スピードを見ながら与えてあげると良いでしょう。

室内での育て方④:観葉植物の植え替え方法

観葉植物の植え替え

育て方のポイント4つ目が、植え替えについてです。

観葉植物は生き物ですので、購入時からどんどん大きく育っていきます。そのため、定期的な植え替え作業が必須です。

そこで、観葉植物の植え替え時期とタイミング、植え替え方法について見ていきましょう。

観葉植物の植え替え時期とタイミング

観葉植物は1〜2年に1度のスパンで一回り大きな鉢への植え替えが必要です。観葉植物の生長に加えて、土の養分が減少していくためです。

また、

  • 土表面や鉢底から根が出るようになってきた(根詰まり)
  • 水はけが悪くなってきた
  • バランスが保てなくなってきた

といった状態が見られたら、早めに植え替えが必要だと言えるでしょう。

観葉植物の植え替え方法

観葉植物の植え替えに必要なものは、底に穴が空いている鉢、鉢底石、鉢底ネット、培養土で、植え替え作業に必要なスコップや軍手も準備しましょう。室内で植え替え作業をする時は、レジャーシートや新聞紙があると便利です。

植え替え手順ですが、まずは観葉植物を鉢から取り出し、細い根毛を傷つけないように土を取っていきます。新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、縁から1〜2センチ程低くなるように調整しながら培養土を入れて、たっぷり水を与えて完成です。

この時、つい肥料を与えたくなりますが、新しい環境に慣れるまでは水やりのみにし、2週間ほど待ってからにしましょう。

植え替えの際は、小さな観葉植物であれば一人でも作業できますが、7・8号以上になると背丈も重量も大きくなりますので、二人以上で作業するか、業者や専門家に依頼するのが望ましいです。

観葉植物の植え替え依頼に関しては「観葉植物の植え替えを業者に依頼するメリットは?費用や比較ポイントも!」で詳しく解説していますのでご覧ください。

観葉植物の育て方が難しいなら室内向けレンタルも!

今回は観葉植物を室内で育てる方法やポイントについてご紹介しましたが、

「水や肥料の与え方が難しそう……」
「害虫が発生したら嫌だな……」
「植え替えって結構大変そうだな……」

と、購入に踏み切れない方も多いでしょう。

そんな方におすすめなのが、観葉植物のレンタルサービスです。動画コンテンツ配信サービスのように、サブスクリプション感覚で手軽に始められると人気が高まっています。

私たち明石緑化のグリーン&アートフラワーレンタルは、基本的に、お客様にお世話やお手入れをしていただく必要がありません。剪定・水やり・ホコリの除去・防虫処置・鉢皿の掃除などの手間がかかる作業は、全てお任せください(季節や設置環境によっては、水やりをお願いする場合もございます)。

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また、購入された観葉植物の植え替え作業やメンテナンスなども、1本から対応しております。ぜひご利用ください。

※サービスエリアは堺市、大阪市南部、松原市、大阪狭山市、和泉市、泉大津市、高石市です。その他の地域も、可能な限り承っております。一度ご相談ください。

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株式会社明石緑化は、大阪府堺市に本社を置く「緑を守るプロ集団」です。

創業から50年以上の中で培われた技術と、公共工事から民間工事に至るまで幅広い工事に対応できることを強みとしています。

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