【初心者向け】日光なしでも育つ観葉植物5選！注意点も解説

今回は、日光なしでも育つ初心者向けの観葉植物をご紹介します。また、日陰でも育ちやすい観葉植物の特徴や、日光が入らない場所で観葉植物を飾る際の注意点も解説しています。

「日当たりが悪いけど、インテリアグリーンを楽しみたい」「店舗やオフィスの中に、緑を増やしたい」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

1 日光なしでも育つ観葉植物の特徴
2 【初心者向け】日光なしでも育つ観葉植物5選
3 日光なしで観葉植物を育てる際の注意点
- 3.1 「日光なし＝光がない環境」ではない
- 3.2 耐陰性がある観葉植物は乾燥が苦手
4 日光なしで育つ観葉植物選びで迷ったら…
5 観葉植物の植え替えは大阪堺市の明石緑化へ

日光なしでも育つ観葉植物の特徴

日光なしでも育つ観葉植物の特徴は、「耐陰性があること」です。

観葉植物は種類によって必要な光の量が異なります。光量への要求が高いほど日光を好み、反対に光量への要求が低いほど日陰を好みますので、観葉植物を日光なしで育てる際は、光量への要求が低い耐陰性を持つ観葉植物を選ぶと良いでしょう。

そして、耐陰性を持つ観葉植物は、ジャングルのような木々が生い茂る環境に自生しているものや、河川沿いの湿潤な環境に自生しているものが多い傾向です。

また見た目の特徴については、耐陰性がある植物は直射日光を苦手としますので、比較的背丈が低い植物が多いです。また、大きな葉をつけるものや、小さな葉をたくさんつけるものが多いのですが、これは限られた日光で効率よく光合成するためです。

その一方で、光量が多くても少なくても丈夫に育つ観葉植物もあります。「日当たりが悪いけど、シンボルツリーになるような大きな植物を飾りたい」という方は、そういった特性を持つ観葉植物を選ぶと良いでしょう。

【初心者向け】日光なしでも育つ観葉植物5選

今回は、日光なしでも育つ初心者向けの観葉植物を5種類、それぞれの特性とおすすめの置き場所、育て方のポイントを交えてご紹介していきます。

おすすめ①：モンステラ

日光なしでも育つ観葉植物1つ目が「モンステラ」です。

大きな葉が印象的なモンステラは、ジャングルの中でモンスターのように見えることから、ラテン語で「怪物」や「警告」を意味する「monstrum」から派生してこの名前がつけられました。不気味な意味を持つモンステラですが、室内に飾ると空間をオシャレで涼やかな印象にしてくれると人気が高い観葉植物です。

モンステラは耐陰性に優れており、明るささえ保っていれば、日光なしでもよく育ちます。時間帯によって直射日光があたる場合は、レースカーテンなどで遮断してあげましょう。

また、モンステラは冬の寒さを苦手とします。冬場の冷気やエアコンの涼風は大きなストレスとなりますので、置き場所に注意してください。

育て方のポイントですが、幹が伸びすぎてしまったり（徒長といいます）、ヒョロッとしていて元気がない様子が見られた際は、あたたかい日中のうちに日光浴させてあげると良いでしょう。

おすすめ②：サンスベリア（サンセベリア）

日光なしでも育つ観葉植物2つ目が「サンスベリア（サンセベリア）」です。

サンスベリアは、日光なしでも丈夫に育つ耐陰性が強い観葉植物ですので、初心者でも安心して育てられますが、モンステラと同様に寒さが大変苦手です。そのため、冷気と低温には十分気をつけてください。温度が10度を下回った時は、あたたかい場所に移動させてあげるか、水やりをストップして気温が上昇するまで休眠させてあげましょう。

また、サンスベリアはもともと乾燥地帯に自生する植物のため、暑くて乾燥した環境を好みます。極端に湿気が溜まりやすい窓ぎわや洗面所は避けましょう。

おすすめ③：カポック（シェフレラ）

日光なしでも育つ観葉植物3つ目が「カポック（シェフレラ）」です。一般的には、一つの茎から青々とした楕円形の葉を6〜11枚ほどつけるのですが、なかには斑入りの葉をつける品種があります。人とは違ったカポックを育てたい方は、ぜひ探してみると良いでしょう。

また、カポックは環境への適応能力が高い植物で、本来は日光をよく好みますが、日光なしでも丈夫に育ちます。そのため、日光が十分に確保できないマンションやオフィスビルなどにもおすすめです。

ただし、あまりに光量が不足すると元気がなくなってしまうので、健康を取り戻したい時は日光浴させてください。

おすすめ④：パキラ

日光なしでも育つ観葉植物4つ目が「パキラ」です。

カポックに良く似た葉をつけますが、カポックは厚みのある葉をつけるのに対して、パキラは薄い葉をつけます。耐陰性がある上に、病気や乾燥にも強く、初心者でも枯らしてしまうことなく育てられるでしょう。

また、売られているパキラのなかに幹が三つ編みのように編み込まれているものがあります。このねじりパキラは3〜5本のパキラを人工的に編み込んで作ったもので、1本で販売されているパキラより価格はやや高めですが、インテリアグリーンとして大変人気となっています。

置き場所に関しては、直射日光が当たらない場所であれば問題ありません。時間帯によって日光が差し込んでしまう場合は、レースカーテン越しに日光浴させてあげます。

加えて、パキラは日光なしの状態が長く続くと幹と枝が徒長してバランスが悪い状態になりがちです。幹や枝が痩せているように感じたら、日中の日が登っている時間帯に、明るい場所で光合成をさせてください。

おすすめ⑤：ポトス

日光なしでも育つ観葉植物5つ目が「ポトス」です。

ポトスはサトイモ科のつる性植物で、別名をオウゴンカズラといいます。最近流行りの観葉植物を吊るして飾るハンギングにも適しており、初心者でも育てやすいと人気が高い植物です。

耐陰性があるポトスは、日光なしでも育てられる植物ですが、日光が不足しすぎると斑が消えてしまったり徒長する恐れがありますので、完全に光から遮断された場所で育てるのはおすすめしません。例えば、日光が入らなくても長時間照明がついている部屋なら育ちますが、窓がないトイレや洗面所など、使用する時にしか照明がつかない部屋には不向きです。

また、ポトスは直射日光が当たると葉焼けを起こしやすい植物です。他の植物と同様に、直射日光が入る時間帯はレースカーテン越しの柔らかな光をあててあげましょう。