明石緑化コラム

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観葉植物の水やりの時間や頻度は?よくある疑問も解決!

健康な観葉植物に肥料を与える時期はいつ? 植え替える.com

観葉植物を育てる上で、水やりのタイミングを見極めるのはとても難しいもの。そこで今回は、観葉植物の水やりに適した時間や頻度について、季節別の目安をご紹介していきます。

また、観葉植物を枯らさない水やりのポイントや、水やりに関するよくある疑問にもお答えしていますので、観葉植物の水やりでお困りの方はぜひご覧ください。

【季節別】観葉植物に水やりする時間と頻度は?

それでは早速、観葉植物に水やりする目安の時間と頻度について、春・夏・秋・冬の季節別に見ていきましょう。

春の水やり時間と頻度

春は偏西風の影響で高気圧と低気圧が交互にやってくるため、天気がめまぐるしく変化します。高気圧が上空を覆う日は春らしい穏やかな晴天で、観葉植物にとっても居心地が良い気候ですが、低気圧に覆われた日は曇りや雨、時には暴風雨を伴う悪天候に見舞われることもありますので、特に屋外で観葉植物を育てている方は安全な場所へ移動させましょう。

この時期の水やり頻度は、1週間に1〜3回程度を目安として、土の乾き具合を見て判断します。悪天候が続くと室内で栽培していたとしても蒸発が進みにくいため、与えすぎに注意してください。

また、水やりする時間ですが、なるべく晴天の午前中を選ぶと良いでしょう。植物は日が出ている午前中に光合成を行う習性がありますので、日が昇る時間帯から12時頃を目安に実施するのがおすすめです。

ちなみに、植物の生長を促進させるには、日中は土に水分がある状態、夜間は乾燥している状態を作ることが大切だと言われています。

春になったとは言え、夕方になると肌寒いと感じるほど気温が下がり、土に含まれた水分も蒸発しにくくなりますので、もし午前中に水やりを忘れたとしても、夕方以降の水やりは避けるようにしましょう。

【春の水やり目安時間・頻度】

  • 時間:日の出〜12時頃
  • 頻度:1週間に1〜3回程度

夏の水やり時間と頻度

梅雨に入ると晴れる日が少なくなりますので、観葉植物の土が乾きにくくなります。気温が高くなっても土が湿っているようであれば、水やりは控えて、土が乾いてから実施するようにしてください。

この時期の水やりは朝の涼しい時間に行い、頻度は雨天時をさけて1週間に2〜3度を目安にしましょう。

梅雨が明けると太平洋高気圧の影響で気温が高くなり、葉や土からすぐに水分が蒸発してしまいますので、気温が高くなる前の早朝〜朝に1度、日が落ちてくる夕方に1度を目安に水やりします。

ただし、樹木によっては頻繁な水やりが生長を妨げてしまう場合があるため、一概にこの頻度が良いとは言えません。例えばパキラやサンスベリアのような乾燥を好む観葉植物は3日〜1週間に1度程度の頻度にとどめるのが望ましいです。

また、日中に水やりを行うと、高温になった水の影響で鉢の中で根が煮えてしまう可能性が。もし日中に水やりを実施する際は、日が直接当たらない半日陰や日陰に移動させたり、空調で室温調節するなどして対処してあげてください。

【夏の水やり目安時間・頻度】

  • 時間:早朝〜朝(猛暑日が続く日は夕方も)
  • 頻度:真夏は1日2回、梅雨時期は1週間に2〜3度

秋の水やり時間と頻度

秋の水やり時間は、日が昇った午前中がベストで、頻度は春と同様に1週間に1〜3回程度を目安にしてください。

ただし、秋になると秋雨前線が停滞する影響で、春の気候のように高気圧と低気圧が交互にやってきます。いわゆる「秋の長雨」と呼ばれる雨の日と、「秋晴れ」と呼ばれる晴れの日が代わるがわる訪れますので、土の乾き具合も日々安定しにくいのがこの時期の特徴です。

そのため、土の状況を見ながら、水やりの必要有無を判断する必要があるでしょう。

【秋の水やり時間・頻度】

  • 時間:日が昇ってから〜午前中
  • 頻度:1週間に1〜3回程度

冬の水やり時間と頻度

冬になると、シベリア気団の発達に伴って西高東低の気圧配置となりますので、日本海側の地域は雪が降りやすい日が、太平洋側の地域は晴れて乾燥しやすい日が多くなります。また、冬は夏に比べて日照時間が約5時間ほど短く、気温もぐっと下がるため、水やりする時間と頻度の判断が、難しい時期だと言えるでしょう。

水やりする時間に関しては、日が昇って気温が上がり始めた午前中(8時〜9時頃)が望ましく、気温が下がり始める夕方以降は控えるようにしてください。加えて、室内であっても窓から冷気が入ってくるため、寒さに弱い品種は日中と夜間で置き場所を変えてあげたいところです。

水やりの頻度は、土の乾き具合と気候によって左右するのですが、目安としては1〜2週間に1度程度と覚えておいて良いでしょう。ただし、太平洋側の晴れやすい地域や、暖房がよく利いた室内に置いていると、土や葉がすぐに乾燥してしまいますので、土や葉が乾いた時に実施してください。

【冬の水やり時間・頻度】

  • 時間:日が昇って気温が上がり始めた午前中(8時〜9時頃)
  • 頻度:1〜2週間に1度程度

観葉植物を枯らさない水やりのポイント

観葉植物を枯らさない水やりのポイント

観葉植物の水やり時間や頻度について見てきましたが、先ほどの内容を踏まえて、次に植物を枯らさない水やりのポイントを2つご紹介していきます。

ポイント①:水やりする時間は毎日同じにする

観葉植物に水やりする時間は、できる限り毎日同じタイミングが良いでしょう。「昨日は早朝、今日は昼間」のように水やりする時間がバラバラだと、植物にストレスがかかってしまうからです。

毎日同じ時間帯に水やりするのが難しいという方は、頻繁に水やりする必要がない乾燥耐性の高い植物を選んだり、反対に水やりを毎日のルーティンとして楽しみたい方は湿気を好む植物を選ぶのがおすすめです。

観葉植物の種類については「室内で育てやすい観葉植物を環境別に紹介!選ぶポイントも!」をご覧ください。

ポイント②:水やりの頻度は臨機応変に

観葉植物に水やりする頻度は、その日の気候や置き場所の環境、土や葉の状況を見て、臨機応変に変えましょう。

例えば、冬場の水やり頻度は1〜2週間に1度が目安とされていますが、常に暖房がよく利いた室内で育てていれば、水の蒸発スピードが早まるため、目安より少し短いスパンで水やりする必要があります。また、玄関先やベランダなどの室外で育てていれば、雨という自然の水やりが行われますので、人間が水やりする必要がない場合もあります。

そのため、目安の頻度はあくまで参考として、土の乾き具合やその日の天候、温度などを考えながら調節するようにしてください。

観葉植物の水やりでよくある質問

観葉植物を実際に育て始めると、様々な疑問がわいてくるものです。

ここでは水やりに関する疑問に着目して、よくある2つの質問にお答えしていきます。

「土が乾いた状態」とは具体的にどのような状態?

水やりの目安として「土が乾いた状態」とお伝えしていますが、具体的にどのような状態が乾燥している状態なのか、観葉植物を育て始めたばかりの頃は判断が難しいところです。

土が乾いた状態を判断する一番簡単な方法は、土表面の色の変化を見ること。土は乾くと白っぽく、湿っていると黒っぽくなりますので、水やりしてすぐの状態を写真などに撮って記録しておけば、乾燥具合を判断する材料になります。

ただし、冬場の晴天など、気温が低く乾燥しているような日は、土表面は乾いていても土の中はしっかり湿っていることがあります。その場合、土に割り箸を刺して、箸に土や水分が付いてくるようであれば、まだ水やりするタイミングではないと判断して良いでしょう。

また、水やりをすればその分重さが増えますので、水やりした後の鉢を持ち上げて重量を確認しておくのもおすすめです。

水はけが悪くなった時の対処法は?

観葉植物に水やりをしても、土の表面に溜まって中へ染みこんでいかなくなったり、水が土にとどまらずプランターとの間にできた隙間からすぐに出ていってしまう時は、水はけが悪くなっている証拠です。

水はけが悪くなった土は、水にさらすことで改善するケースがありますので、洗面台や浴槽などに水かぬるま湯をはって、鉢ごと1時間ほど浸してみると良いでしょう。なおこの作業は、土の中に潜んでいる虫の卵や幼虫を駆除するのにも効果がありますので、コバエなどの害虫でお悩みの方もぜひお試しください。

また水はけが悪くなるのは、土の劣化だけでなく、根詰まりが原因になっている場合もあります。土の表面から根が飛び出している、鉢底から根が出ている、バランスが悪くて倒れそうな状況は植え替えの合図ですので、水はけが悪くなった土の交換と共に、一回り大きな鉢に植え替え作業を行うと良いでしょう。

ただし、植え替え作業時に根を傷つけてしまったり、植物の状況にあった培養土や肥料を選ばないと、元気だったはずの植物がとたんに枯れることも。そのため、植え替え作業に自信が無い方や、植え替え作業が困難な方は、専門の業者に依頼することをおすすめします。

植え替え作業を業者に依頼する方法やメリットについては「観葉植物の植え替えを業者に依頼するメリットは?費用や比較ポイントも!」で詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

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