明石緑化コラム

おすすめ観葉植物

観葉植物を外に出す際の注意点は?元気に育つおすすめ植物も紹介

観葉植物を外に出す際の注意点は?元気に育つおすすめ植物も紹介 植え替える.com

「観葉植物を外に出しても良いの?」とお悩みの方に向けて、観葉植物を外に出す際の注意点や育て方のポイント、外でも元気に育つ観葉植物についてご紹介します。

玄関先や店先、ベランダ、軒下のスペースで観葉植物を育てたいと検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

観葉植物を外に出すのはあり?なし?

室内で育てる印象が強い観葉植物ですが、育て方のポイントさえ押さえていれば、外に出しても元気に育ちます。

室内と屋外での育て方で大きく違うポイントは、天気・気温・季節にあわせて管理方法を変えることです。屋外は屋内と違って気候の変動を受けやすいため、例えば直射日光が強い夏の時期は日陰に移動させたり、気温が氷点下まで下がる冬の時期はビニールなどで覆ってあげたりと、屋内で育てるのに比べて少し手間がかかるのは否めません。

とは言え、植物を土に植えるとなると外構リフォームが必要になりますし、台風のような自然災害が発生した際に移動させることができません。また、土に植えて育てると鉢で育てるよりも生長スピードが早いため、樹形をキープするためにこまめな剪定も必要となります。

こういった観点から、

  • 玄関先で気軽に植物を育てたい
  • 軒下の空いているスペースを有効活用したい
  • ちょっとした園芸を楽しみたい

といった方に、メリットが多いのではないでしょうか。

観葉植物を外に出す際の注意点は?

観葉植物を外に出す際の注意点は、大きく分けて5つあります。

【観葉植物を外に出す際の注意点】

  1. 日当たり
  2. 水やり
  3. 虫対策
  4. 風通し
  5. 外気温

それぞれ詳しく見ていきましょう。

注意点①:日当たり

観葉植物を外に出す際の注意点1つ目は、日当たりについてです。

多くの観葉植物は、直射日光を受けると葉焼けをおこしてしまいます。そのため、直射日光がなるべく当たらない軒下や屋根のあるスペースに置きましょう。可能であれば、活発に活動する午前中は日光がよく当たる場所に置き、植物の活動が落ち着く午後は太陽光による負担が少ない半日陰に移動させるのがベストです。特に夏場は西日によって葉が痛みやすいので注意が必要です。

また、移動が難しい場所で育てる際は、すだれを活用するのもおすすめです。

注意点②:水やり

観葉植物を外に出す際の注意点2つ目は、水やりについてです。

屋外では土や葉から水分が空気中に蒸発しやすいため、観葉植物の水切れに注意しなければなりません。反対に、梅雨などの湿度が高い時期に水を与えすぎると、今度は過湿が原因で根腐れをおこすことがあります。特に夏場は土の中で水が温まって、根腐れするスピードが早まる傾向があるので、気をつけましょう。

このような事情から、屋内での観葉植物の水やりは1〜2日に1度のペースが基本ですが、屋外で育てる際は基本にとらわれず、土の中が乾燥したタイミングで水やりするのがベストです。

水やりのタイミングを見極める方法はいくつかありますが、一番簡単なのは土の表面を見ることです。水分を含んだ土は黒っぽく、乾燥した土は白っぽくなりますので、土が白くなったタイミングで水やりしてください。

また、水分量をしっかり見極めたい方は、指を土にさして湿り具合を確かめたり、小〜中型サイズの観葉植物であれば、鉢を持ち上げて重さを確認するのもおすすめです。

なお、基本の水やりについては「観葉植物の水やりの時間や頻度は?よくある疑問も解決!」をご覧ください。

注意点③:虫対策

観葉植物を外に出す際の注意点3つ目は、虫の対策についてです。

観葉植物に虫がつく原因は、風に乗って飛んでくるケースと、土に含まれた有機物の匂いに誘われてやってくるケースの2パターンあります。

まず、風に乗って飛んでくるのはアブラムシやハダニ、カイガラムシといった植物の養分を餌にする虫です。これらの虫は、パッと見ただけでは気づきにくい葉の裏や茎にくっつき、気づいた時にはすでに繁殖していることが多いです。

対策方法としては、風が当たりにくい場所に置いたり、水やりをする際に葉や茎にも水をかけると良いでしょう。

次に、土の匂いに誘われてやってくるのは、コバエやダニなどの有機物を餌にする虫です。これらの虫は高温多湿な環境に卵を産み付けるので、土の中や枯葉の下は絶好の繁殖環境となる上、他の生物と比べて圧倒的な繁殖速度を持つため、あっという間に繁殖していきます。

コバエやダニを防ぐ方法としては、そもそも有機物を含む土や肥料を使わないようにするか、土の上を赤玉土などの無機物で覆ったり、虫除け用シートを被せたり、枯れた葉をこまめに除去するのが有効的です。

なお、すでに大量発生してしまった虫の駆除方法については、「室内置き観葉植物に虫が!発生する理由・駆除方法・予防対策について」で触れていますので、ぜひ併せてご覧ください。

注意点④:風通し

観葉植物を外に出す際の注意点4つ目は、風通しについてです。

観葉植物を風通しの悪い屋外に置くと、湿気が溜まって菌やウイルスが発生しやすくなります。そもそも観葉植物にとって快適な風とは、人間にとってほぼ無風と感じる程度ですので、あえて風が強く吹きやすい場所に移動させる必要はなく、空気が循環しやすい場所に置くという認識で問題ありません。

反対に、あまりに風が強いと、虫が付着しやすくなったり、乾燥しやすくなったりするため、風が強く吹く場所や、室外機の近くに置くのは避けるべきでしょう。

注意点⑤:外気温

観葉植物を外に出す際の注意点5つ目は、外気温についてです。

観葉植物の多くは暖かな地域に自生しているため、冬の寒さを得意とせず、10度を下回ると生長が停止して休眠に入ります。休眠して冬を乗り越えることを「冬越し」といい、冬越しは屋外で観葉植物を育てる上で一番難しいポイントだと言えるでしょう。

屋内であればエアコンなどで室内温度を調整できますが、屋外では日当たりが良い場所に移動させたり、土の上にバークチップや籾殻(もみがら)を被せて保温対策を行います。ビニール袋や発泡スチロール、段ボール、簡易ビニールハウスを被せるのも良いでしょう。

ただし、こういった被せ物をする際は通気性と湿度に注意を払う必要がありますので、天候を見ながら、外したりつけたりと臨機応変に対応することをおすすめします。

また、冬場の気温が10度を下回ることの多い地域の場合は、冬の間だけ室内で楽しむのも一つの方法です。室内で育てる時は、暖房の風や、ストーブの熱が当たらないように気をつけてください。

観葉植物を室内で育てる際のポイントについては「【初心者向け】観葉植物の室内での育て方!水やり頻度や置く場所は?」で詳しくご紹介しています。

外に出しても元気に育つ!おすすめ観葉植物

外に出しても元気に育つ!おすすめ観葉植物

観葉植物は、もともと自然界に自生している植物を観賞用に改良したものです。つまり、観葉植物を育てる環境に近い環境で自生している植物を選べば、手間をさほどかける必要なく、すくすくと育ってくれます。

四季がある日本で観葉植物を育てる際に留意すべき点は、冬の寒さと夏の暑さです。そこで、寒さに強い観葉植物と、夏の暑さに強い観葉植物をご紹介します。

おすすめ①:寒さに強い観葉植物

冬の寒さに強い観葉植物は、北海道・東北地方と同じ亜寒帯(冷帯)や、1日のうちで温度が極端に変化するような砂漠地帯、標高が高い地域に自生する植物です。

【寒さに強い観葉植物】

  • シマトネリコ
  • ユーカリ・グニー
  • オリーブの木
  • コルジリネ・レッドスター
  • ユッカ・エレファンティペス

これらの植物は耐寒性があり、10度以下でも元気に育ちます。ただし、耐寒性がある植物は過湿を嫌う傾向がありますので、水の与えすぎには注意しましょう。

おすすめ②:夏の暑さに強い観葉植物

夏の暑さに強い観葉植物は、沖縄を含む南西諸島と同じ亜熱帯や、年間を通して暑い日が続く熱帯、日中の気温が40度を超える砂漠地帯に自生する植物です。

【夏の暑さに強い観葉植物】

  • トックリラン
  • サンスベリア
  • クロトン
  • ゴムの木
  • プルメリア
  • マランタ・レウコネウラ
  • ストレリチア

これらの観葉植物は、気温が高い環境でも生育不良を起こさず、直射日光に強いという特性があります。

だからと言って、あえて直射日光があたる場所に置くのはよくありません。自然界では、大きな樹木や植物同士が覆いかぶさって、うまく直射日光を避けています。鉢植えで一株だけ育てる際は、こういった環境を作ることが難しいため、屋根やすだれを活用したり、場所を移動させたりといった人工的な方法で、太陽光から守ってあげる必要があります。

観葉植物を外に出すべきか迷った時は…

今回は、観葉植物を外に出す際の注意点や、屋外でも元気に育つ観葉植物をご紹介しました。

これまで屋内で育てていた観葉植物を外に出す場合は、少しずつ外に出す時間を増やしていき、屋外環境に慣らしていくと良いでしょう。

なお、観葉植物を外に出すと、日当たりや風通しが良い分、屋内で育てていた時よりも早く生長していく傾向があります。生長が進んでバランスを保つのが難しくなると、少しの風でも転倒しやすくなり、見栄えも損なわれるため、定期的に植え替えを実施してください。

観葉植物の植え替えは、私たちのような専門業者に頼むと、根を痛める心配がなく、腰などへの負担も避けられます。また、観葉植物を育ていて生じる疑問や不安について、専門家に質問したりアドバイスをもらえるきっかけにもなるでしょう。

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