明石緑化コラム

お手入れ

観葉植物が伸びすぎ!簡単な剪定方法とお手入れのポイントを紹介

観葉植物が伸びすぎ!簡単な剪定方法とお手入れのポイントを紹介 植え替える.com

観葉植物が大きく育つと嬉しいものですが、伸びすぎた枝や葉は丁寧に剪定してあげる必要があります。

そこで今回は、観葉植物の伸びすぎた枝葉を剪定する方法や、剪定後のお手入れのポイントについて解説します。また、剪定に使用する道具や切る場所、剪定に適した時期、剪定中の注意点、剪定後に与えると良い肥料などについても触れています。

観葉植物の剪定は、方法さえ知っていれば初心者でも簡単にできる作業です。全体のバランスが良いと、インテリアやエクステリアも整いますし、観葉植物にとっても快適です。伸びすぎた枝葉でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

伸びすぎた観葉植物、どうすれば良い?

観葉植物が元気に育ってくれるのは嬉しいことですが、枝葉が伸びすぎると、バランスが保てず倒れやすくなったり、幹や枝がヒョロッとしていて(この状態を徒長と言います)見た目が悪くなったりするので、ぜひ切ってあげましょう。

しかし、観葉植物を剪定するとしても、どこを切れば良いのか?剪定して枯れてしまわないか?ちゃんと新しい芽が出てくるのか?といった不安も……。

結論としては、ポイントさえ押さえて剪定すれば、観葉植物は枯れることなく元気に育ってくれます。それどころか、風通しが良くなり、光が届きやすくなることで、剪定する前よりすくすくと生長してくれる場合もあるのです。

伸びすぎた観葉植物の剪定方法

それではさっそく、伸びすぎた観葉植物の剪定方法について見ていきましょう。

観葉植物の剪定はどこを切ればよい?

観葉植物を剪定する時に気をつけるポイントは成長点を見極めることです。

成長点(生長点とも呼ばれます)とは細胞分裂が活発に行われる分裂組織のことで、細胞が増加・増大・分化していく部分です。成長点は枝や幹の途中にあるポコッと節のようになっている部分で、観察してみるといくつか見つけることができるでしょう。

剪定後はその成長点から新しい芽が出てきますので、全体のバランスを考えて切る場所を決めます。残しておく長さが決まったら、成長点を傷付けないように成長点の少し上を目安に剪定してください。

観葉植物を剪定する道具は?

観葉植物を剪定する道具ですが、必ず園芸用のハサミを使用しましょう。園芸用のハサミは、紙を切るような工作用ハサミと違って、軽い力で硬い茎を切ることができるので安全ですし、長時間使用しても疲れにくいです。

注意点ですが、剪定した切り口からバイ菌が入って観葉植物が病気にかかってしまうのを防ぐために、使用するハサミは剪定する前に消毒をしておいてください。

消毒方法については、コップなどに希釈した家庭用漂白剤や専用の消毒液を入れて、製品の規定時間通りにつけ置きするのが簡単です。消毒後はキッチンペーパーなどで水気を拭き取ってから使用します。

なお、火で刃をあぶったり、熱湯で煮沸する方法もありますが、切れ味が悪くなってしまうことがあります。切れ味が悪い状態で無理に剪定しようとすると、思わぬケガに繋がる危険性があるため気をつけましょう。

加えて、ケガや樹液の付着を防ぐために、軍手や手袋の装着も忘れないようにしてください。

観葉植物を剪定する時に気をつけること

次に、観葉植物を剪定する時に気をつけるべきポイントを2点ご紹介します。

観葉植物が活発な時に剪定する

観葉植物を剪定する時期は、活発に生長する春〜梅雨前に実施するのがおすすめです。その他の季節に剪定しても良いのですが、気温が下がっていく秋〜冬は観葉植物の生長スピードが弱まり、なかには完全にストップする品種もあります。また、梅雨のジメジメした時期に剪定すると切り口がなかなか乾かず、カビが発生する恐れも。

加えて、観葉植物にとってストレスが多い真夏の剪定も避けたいところです。気温が高い真夏に剪定する場合、直射日光が当たらない室内だと問題ありませんが、室外や太陽光がよく入る場所で育てている方は、剪定後、直射日光が当たらない場所に移動させたり、一時的に室内へ移動させたりして、ストレスがかかりにくい環境を作ってあげましょう。

樹液は触らない

ゴムの木やベンジャミンといった一部の観葉植物は、剪定した切り口から白い樹液を出します。厳密に言うとベンジャミンもゴムの木の仲間で、白い樹液はゴムの材料となるラテックスです。

この樹液に触れると、かぶれたり痒くなったりといった症状が出る恐れがあります。そのため、特にラテックスアレルギーがある方はアームカバーを着用するなどして、十分に気をつけてください。

伸びすぎた枝や葉を剪定したあとのお手入れ方法

伸びすぎた枝や葉を剪定したあとのお手入れ方法

次に、観葉植物の伸びすぎた枝葉を剪定した後にするお手入れ方法を見ていきましょう。

切り口に癒合剤を塗布する

剪定した切り口を素早く癒やすことを目的とした「癒合剤(ゆごうざい)」という薬剤があります。必ず塗布すべきものではありませんが、切り口からバイ菌や雨水が浸入するのを防いだり、水分や養分が出ていくのを防ぐ役割を果たしますので、太い枝や幹を剪定した場合はぜひ活用してみてください。

癒合剤には、チューブから直接切り口に塗布するタイプや、専用のハケやヘラを使って塗るものがあります。また、緑や茶色など色も異なりますので、観葉植物の色味に合わせて選ぶと良いでしょう。

風通しが良い半日陰に移動させる

観葉植物の伸びすぎた枝葉を剪定した後は、風通しが良い半日陰に移動させてください。

剪定後は、切り口を乾燥させてカビの繁殖を防ぐことと、太陽光や高温によるストレスを避けることが大切です。観葉植物にとって快適な環境は、肌で感じない程度の風通しがあり、20〜25℃程度の気温が維持できている環境ですので、空調などで過ごしやすい気温が維持されていて、定期的に換気していれば問題ないでしょう。

また、屋外で育てている場合は、直射日光が当たらないように軒下へ移動させたり、日除けを設置するなどの対策が必要です。

なお、観葉植物を屋内で育てる方法については「【初心者向け】観葉植物の室内での育て方!水やり頻度や置く場所は?」を、屋外で育てる方法については「観葉植物を外に出す際の注意点は?元気に育つおすすめ植物も紹介」をご覧ください。

たっぷり水やりする

観葉植物の剪定を実施した後は、たっぷりと水やりします。鉢底から水が流れてくるくらい、しっかりと水を与えましょう。

植物はほとんどが水で構成されており、水分が失われると生命を維持することができなくなります。剪定したあとは、新しい芽を出そうとたくさんのエネルギーが使われますので、その生命力をサポートするために水が欠かせないのです。

観葉植物の基本の水やりについては「観葉植物の水やりの時間や頻度は?よくある疑問も解決!」で詳しく解説していますので、参考にご覧ください。

即効性が高い肥料を与える

しばらく観葉植物に肥料を与えていなければ、剪定したタイミングで追肥しましょう。

前述の通り、剪定後は傷口の修復と新芽を出すためにエネルギーを使いますので、土からの養分だけでは十分でない可能性があります。速効性が高い液体肥料で土に栄養を補給し、生長をサポートしてあげるのがおすすめです。

肥料の種類や与え方については「観葉植物に肥料を与える時期は?肥料の基礎知識や使用時の注意点も!」でご紹介しています。こちらも併せてお読みください。

伸びすぎた枝葉は挿し木して増やそう

今回は伸びすぎた観葉植物の剪定方法についてご紹介しました。

大切なポイントは、「成長点の上を切ること」と「消毒した園芸用ハサミを使うこと」の2点です。剪定後はたっぷり水やりをして、観葉植物にストレスがかかりにくい半日陰・風通しが良い場所に移動させて、切り口の乾燥を待ちましょう。

また、切り口の乾きが良くない場合は癒合剤を、葉の枯れや新芽の育ちにくさを感じた時は肥料を与えて、生長をサポートしてあげてください。

ちなみに、切り落とした枝は挿し木として増やすことが可能です。枝の下の方についている葉を落として1〜2時間ほど水につけたあと、土に入れて発根させます。剪定後の観葉植物と同様に、鉢底から流れ出るくらい水やりをした後、直射日光があたらない場所で管理すれば、およそ1ヶ月程度で新しい芽を出します。

観葉植物の植え替えは大阪堺市の明石緑化へ

観葉植物の植え替えは大阪堺市の明石緑化へお任せ!

株式会社明石緑化は、大阪府堺市に本社を置く「緑を守るプロ集団」です。

創業から50年以上の中で培われた技術と、公共工事から民間工事に至るまで幅広い工事に対応できることを強みとしています。

  • 外構デザイン・プランニング
  • 庭木・観葉植物のお手入れ
  • グリーン&アートフラワーレンタル
  • ブロック塀修理
  • フラワーブティック ほか

明石緑化は、お客様からの信頼と品質確保の為、現場監督責任者から職人さんまで正社員雇用にこだわり、車両や建設機械重機・測量機材・設計用CADも自社で所有。設計提案から現場管理・施工までを自社で一貫して行っております。

樹木やお庭でお悩みの際は、お気軽にお問い合せください。

植え替える.com 株式会社明石緑化