おしゃれな庭を作りたい！造園のポイントと業者の選び方

今回は、庭・外構・エクステリアのリフォームを検討されている方や、戸建を新築される方に向けて、おしゃれな庭づくりのポイントと、造園業者の選び方についてご紹介します。

おしゃれな庭を造るには、庭の様式やデザイン、植栽する植物の種類、配置、池や花壇などの造作、アイテムなど、あらゆるポイントをおさえる必要があります。頭の中で思い描いている理想の庭を、より具体的にしていくためのポイントを解説していますので、おしゃれな庭を造りたい方はぜひ最後までご覧ください。

1 造園でおしゃれな庭を手に入れるポイント
2 おしゃれな造園が可能な業者の選び方
3 おしゃれな庭は信頼できる造園業者と共に
4 観葉植物の植え替えは大阪堺市の明石緑化へ

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイント

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイントを5つにまとめました。それぞれ具体的なアイデアも交えながら、ご紹介していきます。

ポイント①：庭の様式やデザインにこだわる

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイントの1つ目は、庭の様式やデザインにこだわることです。

庭にはさまざまな様式やデザインがあり、あらかじめ理想に近いものを探しておくと、プランニングがスムーズに進みます。

例えば、日本庭園の様式には「池泉庭園」「露地（茶庭）」「枯山水」という3つの種類があり、それぞれ表現するものや手法が異なります。また、最近ブームなのがナチュラルでモダンな造園ですが、人の手を加えすぎない北欧テイストの庭や、乾燥を好む植物のみで構成するドライガーデン、リゾート地で使用されている植物で構成するリゾートガーデン、おしゃれに日本庭園が楽しめる和モダンガーデンなど、あらゆるスタイルの庭が存在します。

このように、まずは参考とする庭の様式やデザインを見つけておくことが、おしゃれな造園を実現するポイントです。

ポイント②：植栽にこだわる

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイントの2つ目は、植栽にこだわることです。

植栽とは、植物を美的かつ機能的に構成して、栽培する一連の作業を指します。おしゃれな庭になるかどうかは、この植栽にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

おしゃれな庭を造る植栽のコツは、植物のバランスを考えて構成していくこと。庭の象徴となるようなメインツリー（シンボルツリー）、メインツリーを補うサブツリー、足元の隙間を演出する低木や草花と、3つの要素に分けて植物を選ぶと、バランスの良いおしゃれな植栽が目指せます。

さらに、花や実がなる時期、色や形、香りにこだわって植物を選ぶのもおすすめです。ハーブや果物などを植えれば、家庭菜園の楽しみも味わえます。

ポイント③：アイテムや雑貨にこだわる

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイントの3つ目は、アイテムにこだわることです。

庭やガーデンで使用されるアイテムには、プランターやじょうろ、ラック、オブジェ、収納ボックス、看板、ガーデンオーナメントなどがあります。

例えば植物を植えるプランターひとつ取っても、淡い色合いのナチュラルなプランターや、シンプルでモダンなプランター、木箱風、レンガ風、樽風、自転車風、鳥かご風など、さまざまなものが販売されています。

どのアイテムを選ぶべきか迷った際は、目指したい庭にマッチしたものや、植物の背丈に合うものを選ぶと良いでしょう。また、同じ材質を使ったアイテムを揃えたり、同じセレクトショップやブランドで購入するのもおすすめです。

ポイント④：エクステリアにこだわる

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイントの4つ目は、エクステリアにこだわることです。

造園におけるエクステリアとは、塀や門扉、カーポート、外柵といった建物、庭、外構などの建物の外にある空間全体を指します。つまり、造園はエクステリアを構成する一つの要素になります。

せっかくおしゃれな庭が完成しても、塀や門扉などが庭の雰囲気にマッチしていないと、空間全体の統一感が損なわれます。おしゃれな庭づくりを目指したい場合は、エクステリアや外構のリフォームまで検討してみると良いでしょう。

ポイント⑤：メンテナンス性にこだわる

造園でおしゃれな庭を手に入れるポイントの5つ目は、メンテナンス性にこだわることです。

当然ですが、草木はどんどん生長していきますし、桜やハナミズキといった落葉樹は秋〜冬にかけて葉を落とします。また害虫が発生すれば、植物が病気にかかったり、最悪の場合枯れてしまうことも。

特に雑草は厄介で、草刈りしても次から次へと生えてくるため、手入れが億劫になってしまうケースも少なくありません。

このような事態を防ぐには、造園時にメンテナンスしやすい工夫を凝らすことです。

例えば、落葉しにくい常緑樹を選んだり、虫除けになるハーブを植えたり、管理しやすいグランドカバープランツを植えたりといった方法があります。日当たりなどの外部環境によっても対策方法が異なりますので、造園業者に相談しながら、メンテナンスしやすいおしゃれな庭を作っていきましょう。

おしゃれな造園が可能な業者の選び方

造園業者には、得意・不得意な作業があります。また、施工内容によって、対応できること・できないことも。そのため、思い描いているおしゃれな庭を手に入れるには、どのような作業が必要なのか、そして、その作業に対応しているかどうかを、造園業者に確かめなければいけません。

具体的な選び方のポイントを3つにまとめましたので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

希望の施工に対応してもらえるか

造園の施工内容にはいくつか種類があり、それぞれ得意とする業者が違います。

具体的には、すでにある庭木の剪定や移植は「植木屋」が得意とする分野です。また、庭木の選定や植栽、花壇、池などの庭づくりは、「造園業者」や「庭師」が得意な施工となっています。

さらに、塀を取り壊して外構をリフォームしたり、玄関のアプローチを造り直したり、新たにカーポートやプレハブなどを建てたりといったエクステリア全般の工事は、「外構・リフォーム業者」に依頼する必要があります。

実際、「おしゃれな造園が依頼できそう！」と思って問い合わせてみると、希望する施工に対応してもらえないというケースがありますので、まずは複数の造園業者に問い合わせしてみて、そこから希望している施工が叶う業者を絞り込むと良いでしょう。

過去の施工事例を見せてもらえるか

理想の庭づくりを叶えるには、造園業者の過去の施工事例を見せてもらうのが確実です。そして、施工事例を見る際に確認しておくべきポイントは、プランニングの傾向です。おしゃれという感覚は人それぞれですので、ピンとくる施工事例に出会うことが大切だと言えます。

また、庭のスタイルや様式に特化している造園業者もあります。例えば日本風の和モダンな庭園が得意な業者もあれば、西洋風のイングリッシュガーデンが得意な業者もあるため、理想とする庭のスタイルが可能な造園業者を選ぶことで、「思っていたのと違った……」というような失敗が防げるでしょう。

現地調査とヒアリングが丁寧か

思い描いているおしゃれな庭づくりを実現するには、造園業者とのイメージのすり合わせがとても大切です。そして、そもそも理想としている庭が自宅の庭で実現可能なのか、しっかりと判断してくれる業者を選びましょう。

その判断材料となるのが、過去の施工事例と料金です。施工事例については前述しましたが、料金については相見積もりを取って大体の相場観を知る必要があります。

残念ながら造園業者のなかには、ろくに現地調査やヒアリングを行わずに、依頼主にとって都合の良いことばかりを並べて、契約まで進んでしまう悪質な業者があります。例えば、他社よりもはるかに安い料金だったので契約してみると、手抜き工事をされて大切なお庭がずさんな状態に。「おかしい」と思って後日問い合わせしてみると、電話がつながらず、住所も架空のものだったというケースが存在します。

このような事態を避けるには、信頼できる造園業者だと思っても、その場で即決しないことです。また、造園業者の中には飛び込み営業するところもありますが、この場合も安易に家に上げたり、身の上話をせず、その会社をよく調べてから判断すべきでしょう。

造園の費用相場については「【費用相場】造園はいくらかかる？料金体系や施工内容別の費用を解説」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。