明石緑化コラム

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観葉植物に元気がない…その原因と復活させる対処法とは?

観葉植物に元気がない…その原因と復活させる対処法とは? 植え替える.com

「観葉植物が変色していて、元気がない様子」
「幹が痩せ細っていて、バランスが悪い」
「観葉植物の幹や根の様子がおかしい」

とお悩みの方に向けて、症状別に不調の原因とその対処法をご紹介します。

また、今すぐできる応急処置についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

観葉植物に元気がない…考えられる原因と対処法

観葉植物に元気がない時に考えられる原因を5つにまとめました。各症状と対処法について見ていきましょう。

元気がない原因①:水やりの方法が間違っている

観葉植物に元気がないのは、水やりの方法に原因があるかもしれません。

水やりの方法が影響して現れる症状は、「水枯れ」と「根腐れ」です。

まず、水枯れとは水切れで起こる観葉植物の不調のことで、次のような状態が見られます。

【水枯れによる観葉植物の不調】

  • 葉が垂れて元気がない
  • 葉が丸まっている
  • 葉がパリパリになっている
  • 葉が硬くなっている
  • 葉が黄色に変色している

水枯れと反対に、水のやり過ぎや水捌けの悪さが原因で起こるのが根腐れです。根腐れでは次のような状態が観葉植物に見られます。

【根腐れによる観葉植物の不調】

  • 茎や幹がブヨブヨになっている
  • 葉が黒く変色している
  • 葉がポロッと取れてしまう
  • 葉にハリがなく柔らかくなっている
  • 葉が茶色に変色している
  • 根が黒く変色している

水枯れと根腐れの症状が見られた時は、水やりする量や頻度を見直す必要があります。残念ながら、変色した葉や腐ってしまった根は復活することはありませんので、元気がない部分のみ切断して、元気な部分に水分と栄養が行き渡るようにしてあげてください。

さらに、水やり後に土への染み込みが悪かったり、染み込まずに鉢の隙間から流れてしまったり、土の乾燥が以前より遅くなったと感じたら、土壌劣化が原因で元気がなくなった可能性も考えられます。また、土から嫌な匂いがしたり、土表面に白くてフワフワしたものが付着していれば、土にカビが発生していると判断できます。

このような状態が見られた時は、観葉植物の剪定に加えて、新しい土に交換してあげましょう。

観葉植物への水やりについては、「観葉植物の水やりの時間や頻度は?よくある疑問も解決!」で解説していますので、併せてご覧ください。

元気がない原因②:環境が良くない

観葉植物に元気がない原因として、観葉植物を育てている環境が良くない点もあげられます。

例えば、「葉焼け」はその代表的な症状です。葉焼けとは、観葉植物の葉が茶色や白色に変色する状態のことで、外部の環境が原因で起こる不調です。特に、屋外で観葉植物を育てているとよく見られます。

そして葉焼けの原因となる外部環境は、以下のようなものがあげられます。

【葉焼けの原因となる外部環境】

  • 直射日光
  • 高温
  • 冷温
  • 塩害
  • 薬害
  • 急激な寒暖差
  • 急激な環境の変化
  • 風通しの悪さ

屋内で葉焼けと思われる症状が出ている場合は、窓に近づけないようにしたり、レースカーテンなどで直射日光を防ぐと良いでしょう。また、屋外でこのような症状が出ている場合は、置く場所を変えたり、日除けを設置するなどで対策することができます。

ちなみに変色した葉は元に戻りませんので、見つけ次第剪定し、元気な枝葉に栄養が行き渡るようにしてください。

元気がない原因③:植え替えをしていない

観葉植物に元気がない原因として、「根詰まり」も考えられます。

根詰まりとは観葉植物の根が鉢の中で詰まる状態を指し、根が生長するスペースがなくなったり、鉢内の水分が排水できなくなるなどの影響を及ぼします。そしてこのような状態が続くと、観葉植物に次のような不調が現れます。

【根詰まりによる観葉植物の不調】

  • 葉が黄色に変色する
  • 植物全体の発育が悪くなる
  • 春〜秋に新芽が出てこない
  • 根腐れが発生する

観葉植物の根詰まりは防ぐことができないため、1〜2年で鉢をサイズアップさせていくものです。もし2年以上同じ鉢と土で育てている場合は、早急に植え替えてあげましょう。

なお、観葉植物を自分で植え替えるのが難しいという方は、業者に依頼するのがおすすめです。費用や業者の選び方については「観葉植物の植え替えを業者に依頼するメリットは?費用や比較ポイントも!」をご覧ください。

元気がない原因④:害虫対策をしていない

観葉植物に元気がない原因として、害虫による被害も考えられます。観葉植物に次のような不調が見られたら、害虫駆除を検討しましょう。

【害虫による観葉植物の不調】

  • 葉に黒いカビが生えている
  • 葉に黄色や白色の斑点ができている
  • 葉が黄色に変色している
  • 葉に白い粉状のものが付着している
  • 原因がわからないが何となく元気がない

アブラムシやハダニなどの葉の裏に付着する虫は発見しやすいのですが、シャクトリムシやカビ、ウンカのような土の中に潜む虫は植物に異変が起きるまで発見が難しいものです。害虫を発見した際や、害虫による被害が疑われる際は、駆除剤を使って様子を見るか、水を張った浴槽に鉢ごと沈めて虫や卵を浮かび上がらせるか、土の交換を行うなどで対処します。

このような害虫被害は、主に屋外で観葉植物を育てているケースでよく見られますが、室内でもドアや窓をあけた時に入ってきたり、外干ししている洗濯物に付着していたり、外出した際に衣類やカバンに付着していたりといったルートで簡単に虫が入ってきてしまいます。

虫を外から持ち込まない対策をすると同時に、こまめに鉢の掃除や葉水をして虫が住みつきにくい環境を整えてあげましょう。

さらに詳しい対策方法については、「室内置き観葉植物に虫が!発生する理由・駆除方法・予防対策について」をご覧ください。

元気がない原因⑤:剪定していない

観葉植物がヒョロッとしていて元気がないように見えるのは、幹が太りきれていないのと、枝葉の付き方に問題があると考えられます。そして、幹を太くして、バランスが良い樹形に整えていくのに必要な作業が剪定です。

元気がないように見える観葉植物におすすめの剪定方法が「切り戻し剪定」という方法です。切り戻し剪定では、枝が出ている数センチ上を目安に剪定して、これまで分散されていた栄養を幹や新芽に集中させます。

また、上に伸び過ぎてしまい(この状態を「徒長」といいます)、植物自体の長さを低くしたい場合は、思い切って幹の途中で剪定します。すると、切り落とした部分の横から脇芽(わきめ)と呼ばれる新芽が出てきます。この時、少しずつ剪定するのではなく、植物が元気に生長している時に思い切って切り落とすのがポイントです。

観葉植物に元気がない時の応急処置

観葉植物に元気がない時の応急処置

観葉植物に元気がない時の対処法についてご紹介しましたが、今すぐできる応急処置を2つご紹介します。あくまで応急処置ですので、観葉植物が元気を取り戻したあとも、状況を判断しながら適切な管理を続けましょう。

半日陰に移動する

観葉植物に元気がない原因が環境の場合は、一時的に半日陰になる場所へ移動させてください。

具体的には、風通しが良く、日差しを直に受けない明るい場所です。時間帯によって直射日光が当たってしまう場合は、日除けやレースカーテンなどをうまく活用して守ってあげましょう。

数日間その環境で観察して観葉植物が元気を取り戻してきたら、置きたい場所に移動させます。ただし、いきなり直射日光が当たる場所に移動させると再び元気がなくなってしまいますので、例えば窓際近くに置きたいのであれば、少しずつ窓との距離を近づけていき、環境の変化によるストレスを少なくしてあげます。

観葉植物をよく枯らしてしまうという方は、植物の種類と環境の相性が悪いのかもしれません。「室内で育てやすい観葉植物を環境別に紹介!選ぶポイントも!」で、間取りや日当たりなどの環境別におすすめの観葉植物をご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。

活力剤(栄養剤)を与える

観葉植物に元気がない時は、肥料ではなく活力剤を選びましょう。

そもそも肥料とは、窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)が一定量含まれており、植物の生育を促進させる働きを持つものです。

対して活力剤ですが、こちらは肥料のように明確な定義がなく、植物を活性化する製品全般を指します。肥料の定義に該当しないビタミンやアミノ酸が含まれており、主に植物の生長が悪い時や害虫被害にあった時、植え替えた直後、実や花をつけ始める前に使用して、植物に元気を与えます。

活力剤は目的に応じて配合している成分が異なりますので、観葉植物が不調になった原因を探った上で、適切なものを選んでください。

観葉植物の肥料と活力剤については、「観葉植物に肥料を与える時期は?肥料の基礎知識や使用時の注意点も!」で詳しく解説しています。

観葉植物に元気がない時は専門家に頼ってみよう

今回は、観葉植物に元気がない時の原因と対処法についてご紹介しました。

観葉植物に元気がなくなる原因は様々で、その原因に合わせて対処していく必要があります。しかし、土の交換や植え替え、剪定といった作業は、専門知識と力仕事を伴います。

明石緑化の植え替えサービスは、「観葉植物、元気がないんやけど……」「ウチの観葉植物、なんとかならへん?」といったお客様の声から生まれたサービスです。自身で解決できないと思った時は、私たち明石緑化のような専門家にご相談いただくのも一つの方法ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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