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観葉植物のディスプレイ方法|おしゃれに見せるコツやおすすめ植物は?

観葉植物のディスプレイ方法|おしゃれに見せるコツやおすすめ植物は? 植え替える.com

「観葉植物を買ってみたものの、ディスプレイの方法がわからない」「おしゃれなインテリアを目指したいけど、どの植物をどう飾れば良いのかわからない」といった方に向けて、今回は観葉植物のディスプレイ方法についてご紹介します。

おしゃれにディスプレイするコツや、おすすめの観葉植物もご紹介していますので、観葉植物をおしゃれに飾りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

観葉植物のディスプレイパターンとおすすめの植物

観葉植物のディスプレイ方法を、5つのパターンにまとめました。

それぞれのおすすめサイズ(号数)や、ディスプレイ方法に適した観葉植物もご紹介していきます。

ディスプレイパターン①:シンボルツリーとして飾る

観葉植物のディスプレイパターン1つ目は、シンボルツリーとして飾る方法です。

シンボルツリーとは建物のシンボルとなる樹木のことで、土や鉢に植えて楽しみます。玄関先や門扉の横などの屋外に置くケースもあれば、リビングや寝室などの屋内に置くケースもあります。

また、シンボルツリーとして観葉植物を楽しむ際は、背が高い樹木を選ぶのが一般的です。具体的には、大鉢に分類される9〜12号サイズを選ばれる方が多い傾向にありますが、室内であればもうワンサイズ小さい中鉢に分類される6〜8号でも存在感が出せるでしょう。

シンボルツリーにおすすめの観葉植物は、エバーフレッシュやフィカス・ウンベラータ、カポック(シェフレラ)、オリーブの木のような大きく育つ植物です。天井の高さやお手入れのしやすさ、日当たりなどに考慮して選ぶと失敗が防げますよ。

ディスプレイパターン②:物足りない場所に飾る

観葉植物のディスプレイパターン2つ目は、物足りない場所に飾る方法です。

デスクやチェスト、シューズボックス、飾り棚、出窓など、「何か物足りないけど、何を飾れば良いかわからない」といったスペースは、観葉植物をおしゃれにディスプレイする絶好のポイントです。

手のひらサイズの3〜5号の小鉢を複数並べたり、インパクトのある6号サイズを一鉢置くだけで、インテリア性がぐっと高まります。

なお、観葉植物を選ぶ時は、日当たりと風通しを考慮してください。例えばシューズボックスの上は、湿気が溜まりやすく、日当たりが良くない住宅が多いため、スキンダプサスやテーブルヤシのような耐陰性があり湿度を好む植物がおすすめです。

また、飾り棚や出窓のような空間には、ツタやツルが下に伸びていくポトスやアイビー(ヘデラ)がおすすめ。いくつか並べてディスプレイすれば、緑のカーテンが演出できます。

ディスプレイパターン③:デッドスペースに飾る

観葉植物のディスプレイパターン3つ目は、デッドスペースに飾る方法です。

デッドスペースとは活用が難しい空間のことで、一般住宅では、階段下やコーナー、屋根裏、床下などがデッドスペースになりやすいと言えるでしょう。

このようなデッドスペースも、観葉植物をおしゃれにディスプレイできる場所です。例えば階段下であれば、6〜8号の中鉢サイズの観葉植物がおすすめ。物足りなさを感じる時は、背丈が違う観葉植物を組み合わせるとボリューム感が増します。

また、演出が難しいコーナー部分には、コーナーラックや壁掛け式の棚を設置して観葉植物を飾ると、インテリア性が高まるでしょう。

デッドスペースに飾る観葉植物は、個性的な品種を選んでみるのはいかがでしょうか。和モダンな雰囲気にぴったりのトクサや、トロピカルな雰囲気が演出できるヤツデ、ボリューミーな葉をつけるシマトネリコは、個性的かつ日陰でも育つ丈夫な植物ですので、階段下などのデッドスペースにおすすめですよ。

ディスプレイパターン④:吊るして飾る

観葉植物のディスプレイパターン4つ目は、吊るして飾る方法です。

観葉植物を吊るして飾る方法をハンギングといい、ハンギングに向いている観葉植物はハンギングプランツと呼ばれています。

ハンギングの方法には、天井や壁面にフックを取り付けて吊るす方法と、カーテンレールや突っ張り棒などに吊るす方法の2パターンがあります。

まず、天井や壁面にフックを取り付けて吊るす方法ですが、ハンギングプランターというハンギング専用の鉢を使うのが一般的です。天井や壁に穴を開ける必要があるため賃貸住宅には不向きですが、スペースが有効活用できます。

賃貸住宅におすすめなのが、カーテンレールや突っ張り棒などに吊るす方法です。紐を編んで結び目を作ったマクラメに鉢を包んで吊るしたり(マクラメハンギング)、ラタンバスケットやブリキバケツに紐やチェーンなどをかけて吊るしたりと、DIYも含めて楽しまれている方が多い印象です。

ハンギングに適した観葉植物のサイズは、1〜5号の軽くて小さなものです。反対に、大きすぎる観葉植物は落下の危険性があるため避けた方が良いでしょう。同じ理由で、鉢の重量にも注意が必要です。

また、おすすめの観葉植物についてですが、アイビー(ヘデラ)とポトスはハンギングプランツの定番です。個性的なハンギングを目指したい方は、ハートカズラやディスキディア・ヌンムラリア、スキンダプサス(シラフカズラ)、ビカクシダ(コウモリラン)がおすすめです。

ディスプレイパターン⑤:壁面に飾る

観葉植物のディスプレイパターン5つ目は、壁面に飾る方法です。壁掛けタイプの鉢(ウォールプランター)やフレームを使うのが、一般的なディスプレイ方法です。壁に固定させる必要があるので、賃貸の場合はデスクや棚などに置いて壁に立てかける方法もあります。

他のディスプレイ方法との大きな違いは、水やりの仕方です。観葉植物を壁面に飾ると、植物と壁との距離が近いため、水やりの際に水が壁にかかりやすくなります。また、水が鉢底や葉から垂れてしまう可能性もあるでしょう。長時間、壁や床に水が付着した状態が続くと、跡が残ったり、カビが発生してしまうことも考えられます。

そのため、水やりをする時は一度壁から外して、お風呂場やシンクのような水がかかっても良い場所で実施してください。ただし、すぐに戻すと水が垂れてしまうため、水切れを待ってから壁に戻します。

加えて、壁にぴったりと密着するタイプのプランターであれば、風通しや日当たりが悪くなるかもしれません。定期的に日が当たる場所で日光浴をさせたり、サーキュレーターで室内の空気を循環させるなどして、植物が過ごしやすい環境を作ってあげると良いでしょう。

ちなみに、壁面ディスプレイにおすすめの観葉植物は、オリヅルランやミドリノスズ、ホヤ・カルノーサのような垂れるタイプの植物です。初心者の方は、これらの観葉植物があらかじめ寄せ植えされたタイプがおすすめ。また、水やり時の手間が面倒だと感じる方は、少ない水やり頻度で育つエアプランツ(ティランジア)もおすすめです。

観葉植物をおしゃれにディスプレイするコツ

観葉植物をおしゃれにディスプレイするコツ

次に、観葉植物をおしゃれにディスプレイするコツを3つにまとめましたので、詳しく見ていきましょう。

ディスプレイのコツ①:インテリアに合う観葉植物を選ぶ

観葉植物をおしゃれにディスプレイするには、インテリアに合う観葉植物を選ぶのがコツです。

具体的には、北欧風インテリアや西海岸風インテリアなど、特定の国と地域をイメージしているインテリアであれば、その国に自生している植物や、現地で人気が高い植物を選ぶと良いでしょう。

例えば、北欧風インテリアでよく使用されている観葉植物は、アグラオネマやユッカ・エレファンティペス、モンステラです。どの植物も日本の園芸用品店で手に入りやすい植物となっています。

加えて、インテリアの色味に合った植物を選ぶのも一つの方法です。最近トレンドになっている韓国風インテリアは、白やベージュなどの淡い色で統一するのが特徴ですので、くすみがかった色の葉をつけるユーカリの木やオリーブの木、シマトネリコと相性抜群です。

反対に、南国テイストなインテリアや、ビビットカラーを織り交ぜたカラフルなインテリアを目指したいのであれば、鮮やかな色のグズマニア(アナナス)やアンスリウムなどがおすすめです。

なお、室内向けのおすすめ観葉植物については「室内で育てやすい観葉植物を環境別に紹介!選ぶポイントも!」でもご紹介していますので、併せてご覧ください。

ディスプレイのコツ②:見た目が異なる観葉植物を組み合わせる

観葉植物をおしゃれにディスプレイするには、見た目が異なる観葉植物を組み合わせるのもおすすめです。見た目が異なる植物同士を組み合わせると、ボリューム感が増して、空間が賑やかになりますし、葉がそれぞれ別の方向を向くことで、動きを演出することもできます。

例えば、背丈や葉の形、色、原産国が異なる植物同士を選ぶのも良いですし、観葉植物に限らず、多肉植物やサボテン、花と組み合わせるのも良いでしょう。

ただし、お世話のしやすさや、植物にとって快適な環境を考慮すると、植物が持つ特性については合わせておいた方が良いと言えます。具体的には、日当たりが良くない場所に飾る場合は耐陰性を持つ植物を、湿度が高い場所に飾る場合は過湿に強い植物を選びます。

基本的な観葉植物の育て方については「観葉植物の基本の育て方|水やり・置き場所・肥料・剪定・植え替えなど」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

ディスプレイのコツ③:植木鉢や鉢カバーにもこだわる

観葉植物をおしゃれにディスプレイするなら、植木鉢や鉢カバーにもこだわると良いでしょう。つい見た目の好みだけで選んでしまいがちな鉢や鉢カバーですが、美しさを長くキープしたいのであれば、植物の育てやすさにも注目するのがコツです。

【植木鉢・鉢カバーの種類】

  • 陶磁器
  • プラスチック
  • ペーパークレイ
  • テラコッタ(素焼き)
  • ガラス

例えば、陶器の鉢・鉢カバーは重量があるため、頻繁にディスプレイを変更するのには不向きですが、大型の観葉植物を飾るのに安定感をもたらしてくれます。また、ガラスの鉢は大きな観葉植物には向かないものの、土の様子がよくわかるので、根詰まりや水の与え過ぎが発見しやすいというメリットがあります。

なお、新しい鉢に植え替えする際は、専門業者に依頼するのがおすすめです。特に大型の観葉植物はかなり重く、無理に作業を行うと身体に大きな負担がかかってしまいます。加えて、古い土は普通ゴミとして出すことができないため、業者に植え替えを依頼するついでに回収してもらった方が楽だと言えるでしょう。

観葉植物の植え替えについては「観葉植物の植え替えを業者に依頼するメリットは?費用や比較ポイントも!」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

観葉植物はディスプレイ次第でもっとおしゃれに!

今回は、観葉植物のディスプレイパターンと、おしゃれにディスプレイするコツについてご紹介しました。

観葉植物は、ディスプレイ次第で空間をワンランクアップしてくれます。インテリアとライフスタイルにマッチした観葉植物を見つけて、緑のある暮らしを楽しんでくださいね。

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